『僕らはまだ、臨床研究論文の本当の読み方を知らない』

本日4月22日に発売となりました。

僕らはまだ、臨床研究論文の本当の読み方を知らない 〜論文をどう読んでどう考えるか

当ラボのリサーチフェロー1期生の 後藤匡啓先生による書籍です。
僕は監修の機会を与えてもらいました。非常に勉強になりました(後藤先生ありがとう)。

かなりの数の予約が入っていたらしく、発売前にもかかわらずAmazonの医療統計学カテゴリのランキング1位になっていたようです。

臨床論文の読み方って難しいですよね。僕がレジデントだったときも苦労しました。同僚の米国人レジデントがジャーナルクラブで軽妙に発表しているのに茫然としたのを今でもよく覚えています。ただし当時は彼らが論文を読み込めていると誤解していただけだったのですが。。。ジャーナルクラブ以外でも、専門に進むにつれ知識のアップデートは教科書ではなく論文から得ることが多くなります。

どんな動機であれ、研究論文を体系的に読むことは臨床医のキャリアを通じて重要なスキルとなります。その有効な処方箋がこの本書籍になります。本書はレジデント・若手医師を目の前にしてカジュアルに説明するようなスタイルで描かれているので読みやすい構成です(後藤先生の人柄です)。それでいて論文を読み込むにあたって必要な論文の構造・体系的な読み方のコツが整理されているので、指導医レベルの先生方にも参考になるのではないでしょうか。

多くの人に手に取っていただき、ご意見をいただけると幸いです。

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