論文の投稿先はhigh IF journalから狙うべきなのか

最近はreviseに追われていたのがひと段落して来ました。

ちなみにアメリカに来る前に書いた論文を昨年某雑誌に出したところ(色々あってsubmitできなかった)、一人の面倒くさいレビュワーが微に入り細に穿ちで非常に細かいところまで突っ込んで来た上に、R2まで要求された挙句、2回目のレスポンスを書いたらエディターから「彼から返事がないから別のレビュワーをつけた」と言われて腹が立っています。まあこういうことはある程度いい雑誌だと起こりえないことですが。。

それはさておき、書いた論文はいい雑誌から出すのがいいのか?

基本的にhigh IFの雑誌に掲載されたいですから、ある程度高望みをするのが一般的だと思いますが、これは組織全体で見ると必ずしも良いストラテジーとは言えないことがあります。

1. とにかくその研究が今後の研究に繫がるからスピードを重視したい
2. 複数回rejectされると名前を覚えられてeditor’s kickの可能性が上がる

という2点からです。研究は当然過去の知見の上に成り立つものであり、多くのgrantでは論文を複数本書くことを前提としています。しかしその基盤となる一本目が中々出ないと、次の研究が上乗せできず、彷徨うことになりかねません。

そして、あまりに何度もrejectされると、編集者は名前を覚えて「うーん、またこいつか…」となり、同じラボからの研究を受け付けにくくなる可能性があります。最初の数本、指導を受けて書いている間は気にならないかもしれませんが、組織として見るとやはり適材適所、という雑誌があるので、それを指導をしっかり検討するのは大事です。

逆に言うと、毎回accpetされる雑誌はある程度信頼されている可能性がありますから、そこは狙って行くべきです。

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