羽生さんの永世7冠

羽生さんが永世7冠取りましたね。僕も昔は将棋が好きで谷川浩司の指南書を読んで祖父とよく将棋を打っていました。最近は暇なときに3月のライオンや月下の棋士を読み直しています。

羽生さんの言葉に「何かに挑戦したら確実に報われるのであれば、誰でも必ず挑戦するだろう。報われないかもしれないところで、同じ情熱、気力、モチベーションをもって継続しているのは非常に大変なことであり、私は、それこそが才能だと思っている」という言葉があります。

自己啓発的なことを書くのはあまり好きじゃないですが、僕は中々足を踏み出せないたちなので、自分の目指すものがあるならやるしかないというときには、いつもこの言葉を思い出しています。3月のライオンにも「自分の中にちょっとでも逃げたりサボったりした記憶があると、いざというときに自分を信じれない」と書いてあり、それもまた自分に言い聞かせつつ。。

そして羽生さんの7冠とほぼ同じタイミングでGoogleがAIを作るAIを開発したとニュースがありました。
http://news.livedoor.com/article/detail/13984245/

AIが自力で「子AIの作成」に成功し、人間が作成したものより優れた性能であるということです。その「A・I」がその後更に自分よりも優秀な「A・I」を作りあげ、更にその「A・I」が次のもっと優秀な「A・I」を作り…そしていつかは人を超えるというシンギュラリティも2045年より早いのかもしれません。こうなるとシステマティックレビューやメタアナリシスを人がやることはなくなるでしょう。

自分たちが止まっている間にも世界は動き続けていて、走るのをやめた分だけ置いていかれるんですよね。

医療の世界も変わりつつありますが、それでも日々どんどんと最先端の技術と現場の乖離が進んでいるような気がしてなりません。プログラミングは今後必須のスキルですが、まだ現場とは遠く離れたところにあり(少なくとも臨床医の多くはそう思っている)、それを近づける方向になんとか進んでいきたいと考えています。既に先達の人たちがこの領域に進んでいますが、まだまだこれからの領域です。羽生さんの言葉を思い出しつつ、やれるところを進めていくために今は日本・海外の人たちと模索中です。そしてまずはpythonとRのお勉強から…

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