基金によるMGHリサーチ・スカラー

名誉なことに、MGHにおけるEndowed Scholarというタイトルをいただきました。名称は”Camargo Family Endowed Scholar in MGH” となります(長いですね)。救急医学の歴史でもっともインパクトを与えてきた研究者の一人(そして僕の10年来のメンター)であるDr. Carlos Camargoを冠したMGHのタイトルであり、責任重大です。

米国ではしばしば教授職で「ナントカ Professor of Medicine」みたいのがありますよね。Endowed ScholarはMGHにおける研究者バージョンとなります。仕組みとしては、慈善家の寄付による基金でこのendowedポジションが作られ、MGHがその基金を運用するもの(僕の懐には入りません)。その運用益 (3%-4%くらい)がさまざまな研究費用(パイロットテスト・出版費用など)に利用できることになります。

寄付による基金は、研究費獲得の競争が (超)熾烈なアメリカの研究活動を支える大事な持続収入となります。いつの日か理解あるスポンサーとともに、当ラボのJapan-EMNet Fellowshipを支える基金をつくることができたらいいなと考えています。寄付者のメリットとしては、1) 研究活動に貢献できること、2)寄付者の希望で運用益の使用方法が指定できること、3) 寄付した人の名前がMGHやハーバードのタイトルとして永久に残ること(基金とタイトルは次世代の研究者に引き継がれていきます)、でしょうか。

ともあれ、報告となりました。
メンターの名前をいただくのは特別なこと、責任重大です。

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