神山財団の奨学生合宿でSan FranciscoはSilicon Valleyに行ってきました。
神山財団はマクニカというエレクトロニクス技術商社の創業者である神山治貴さんが2013年に設立し、MBAなどの海外留学を目指す人を対象に奨学金の支援を行っています。私たちで5期生となりました。多くの大学院の合格発表後のシーズンに奨学金への応募が可能な、数少ない財団です(そしてwebから応募できる!)。
縦横の奨学生同士、また起業家をはじめとする財団のアドバイザーとの親交を深めることで、奨学生それぞれのキャリア形成のサポートが非常に手厚いです。 若い財団なので奨学生とともにより良いシステムを構築していっています。留学前の東京での送り出し合宿、また海外 (アメリカ・ヨーロッパ)での合宿があり、奨学生は省庁や商社をバックグラウンドに持つ人が多い&MBA(Master of Business Administration)が多いですが、公共政策やスポーツ経営学、MPH(Master of Public Health)などここ数年は専攻が多岐にわたっています。卒業した奨学生もアドバイザーとなり、今回はそれぞれ自分の今についてプレゼンをして様々なフィードバックを受けました。ベンチャーキャピタルやオープンイノベーションなど聞きなれない単語や略語も多く、未知の世界が広がっていました。起業家・経営者としてのビジネスプランや個人的な悩みまで深く掘り下げて議論し、日系企業とSilicon Valleyの関係などのレクチャーもあり非常に新鮮でした。同じアメリカでも西海岸と東海岸の風土の違いや学んでいる大学院のカラーによって考え方が左右されたり、 ビッグデータの処理やAI/ML(Artificial intelligence/Machine Learning)で大量のデータをシステムに投入→ルールトレーニング→自動的にルールやコードをコンピューターに生成させる技術のトレンドは医療と共通していることを実感できて面白かったです。自分のドライブや原点を見つめすことができ、新たな原動力となりました。
奨学金そのものをはるかに超えるネットワークを魅力に応募する方も多いと聞きますが、ビジネスとは無縁だったところから、このコミュニティに入れたことに心から感謝しつつこれからも人とのつながりを大切に頑張っていきたいと思いました。Thanks givingを新たなextended familyと過ごしたような幸せな気持ちでボストンに帰ってきました。
MBAなどの海外大学院を目指される方は、是非応募されることをおすすめいたします。
神山財団 海外留学支援プログラム
http://www.kamiyama-f.jp/scholarship/