医療とブロックチェーン

最近何かと話題の仮想通貨ですが、仮想通貨の大事な特徴の一つとしてブロックチェーンという仕組みがあります。
今まではお金とお金のやり取りは銀行などの「中央」を介して行われてきましたが、ブロックチェーンではそれを複数のユーザーが「分散」して行うことができます。つまり、個々人が金銭を含めた自分の情報を管理することができるようになります。ブロックチェーンに関してはwebにたくさんの情報があるのですぐに調べることができると思いますが、近年、この仕組みを医療業界に応用する動きが盛んです。

例えばMIT media labではブロックチェーンを用いて電子カルテを統一しようとする試みがすでに行われ始めています。
https://www.media.mit.edu/articles/medrec-electronic-medical-records-on-the-blockchain/

一方、イギリスからは英国政府の支持を受けてメディカルチェーンという大規模な医療*ブロックチェーンの仕組みが登場しました。Initial Coin Offeringで50億という規模です。メディカルチェーンでは「分散型台帳技術を使用し、健康記録を安全に確保し、真実を保つ性質がある。医者、病院、研究所、薬剤師、健康保険会社と言った様々な機関で使用され、要求に基づき患者の記録に簡単にアクセスすることができ、さらに分散元帳と取引が可能である」とされています。
https://medicalchain.com/ja/

日本からもNAM coinという似たようなサービスが登場し、もうすぐlaunchするようです。
https://japan.cnet.com/article/35111075/

これからはまず間違いなくこの分野が医療業界を変えていく目玉になると思います(僕も勉強中です)。

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