昨日New England Regional SAEMというアメリカの救急医学会のニューイングランド地方会でOral presentationをさせていただく機会がありました。
会場はBostonから電車で西へ一時間強行ったところにあるWorcesterという街でした。
発表領域は胸痛患者の心電図解析によるmicrovascular ischemiaの予測といった非常に臨床よりの内容から、Basic researchとの知見を融合させたBiomarkerの内容、さらにはHealth service, Health policyの内容と多岐に及んでおりましたが、人が多く集まっていたのはレジデントの効率的な教育方法や女性医師の働き方というったような演題でした。もちろん参加している救急医誰もが関わる領域であるということが人が多く集まる理由でしょうが、こうしたテーマの演題数は非常に多く高く評価を受けており、日本との差を感じる一面でした。そしてあまりこちらの臨床医の働き方に明るくない私には正直面白さのわからない内容でした。
私の発表で受けた質問は「What is your take home message?」。非常にシンプルで大切なものでした。
これが伝わっていなかったということは私のプレゼンテーションがよくなかったということの証左であると痛感しています。
授業の合間での準備はなかなか大変な面もありますが、今回の経験は反省と同時に、今一度自身の研究への姿勢を正すよい機会となりました。