11月中の出来事

昨日一昨日と一気に冷え込み、今朝は雪でした。いよいよ本格的な冬の到来です。

さて新鮮味を失ってしまった話題ですが、11月中の出来事について。

今年特有のイベントと言えばなんといっても大統領選挙でした。ハーバード大学は民主党支持者が大多数でしたが、アメリカを二分する結果は今自分が見ている部分のアメリカだけがアメリカの全てではないことを強く認識させられるものでした。選挙翌日の朝、大学は落胆した雰囲気に包まれ何人か泣いている学生を見かけました。来年一月以降どういう形で自分の生活に変化が出るのか具体的に想像できておりませんが、彼らの涙は今までの自分の政治への向かい方との違いを象徴する姿として深く記憶に刻まれています。

もう一つ、The GameとよばれるHarvard vs. Yaleのアメリカンフットボールの試合。今年はHarvard開催だったため見に行くことができました。試合自体は10年ぶりにHarvardが敗れるという結果だったのですが、アメリカ人の持つ母校愛の強さに感銘を受けました。強豪校のカレッジフットボールは試合単位ではプロスポーツ以上に集客力を持つイベントだそうです。母校愛に関してはHarvardとYaleに限った話ではなく街中でも皆様々な大学ロゴ付きのグッズに身を包んでいます(大学グッズ自体が普段のファッションとしての地位を確立していることも大きいですが)。
極端な帰属意識はそれで問題を孕んでいるのでしょうが、その思いがきっと寄付などの正の循環に寄与しているのですね。

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