ちょうどこの記事を書いている時にATS(American Thoracic Society)から演題が2つ通ったと連絡がきました。ありがたやー。ER・救急系ではない学会に出るのは初めてなので楽しみです。
大学院は夏の集中講座、秋・春学期に加えて、冬に1つコースを取ることができます。臨床研究に関連するテーマだと
Propensity score analysis
Data mining and predictive modeling
R statistics
Grant writingなどでしょうか。
遺伝統計ではanalysis of genetic association studyなどがあります。
僕は、救急系の研究と相性がいいかなと思いpropensity score analysisのコースを取りました。PS analysisは3日間の集中講座でSASのデータセット付き(STATA使いなのでちょっと微妙…)。Data miningもprediction rule作成など面白そうだったんですが、日本に帰っていたので取れず。PS analysisの講義そのものはregressionとEpiの基本概念が分かっていれば、比較的理解しやすい印象です。
今日の昼休み、PSを使う際にmatching, weighting (IPW, SMR), stratification, regressionのどれを使うかで同期と話をしていましたが、matchingとIPWの話がメインでした。ただ、津川先生のblog(http://healthpolicyhealthecon.com/2015/05/07/propensity-score-2/)によればmatchingもしくはstratificationが良い(とRubinが言っている)とのこと。でも同期の先生はPS+IPWで超major journalに論文がacceptされているので、この辺がよく分からない僕としてはもうちょっと勉強が必要な感じです。
今回はPS analysisを取りましたが、実は個人的に気になっていたのはField trip。インド、タンザニア、ブラジルなどに行って現地の医療システムを視察あるいは作成に参加するというもの。Public healthならではの楽しそうなコースです。Facebookで友人達が温暖なブラジルとかタンザニアで楽しそうにしているのを見ると、「なんで俺はくそ寒いボストンや日本にいるんだ・・・」と思わずにはいれませんでした。残念。