年末年始にかけて救急領域の研究ではmajorな学会であるSociety for Academic Emergency Medicine (SAEM)のabstract reviewerをしてました。大体30本ぐらいのscreeningされたabstractが回ってきて、それぞれに点数を付けていくんですが、どうやって点数を付けるかは明文化されています。
逆に言うと、これを満たすように書けばabstractが採用される率が上がります(SAEMの採択率は50%ぐらい)。国内の学会でこうやって明示してある学会は少ないんじゃないでしょうか。
僕がairwayに関するpaperを書いているからか、reviewに回ってきた研究はairwayに関するものが多かったです。他にはいかにも救急的なCT・画像診断に関する研究やprediction ruleなどがありました。また量的研究が多数を占める中、救急医療でもいくつか質的研究が出てきているので、この辺も勉強が必要ですね。
自分が書くときにどうやったら読んでもらえるかを意識しながら読んでいましたが、やっぱり「簡潔明瞭」が一番なように思います。ちなみに誤字脱字は(かなり)印象が悪いことがよく分かりました…。当たり前ですが、抄録を出す時には下記のような当たり前をきっちり仕上げることが大事ですね。
・簡潔明瞭
・書くべきことが書いてある
・結果が分かりやすい
・背景から結論まで明確な筋が通っている
・誤字脱字がない