共著で書いた論文が英文誌にacceptされました。
その先生は、昨年、初期研修医2年目の時に自分でデータを200例ほど集めて、僕のところに「先生、これを英語論文化したいんです!」と持ってきました。中を見ると苦労してまとめたであろう日本語の要約と、18個ぐらいのテーブルがPPTとExcelに張り付けてある状態でした。
残念ながら中身はnegative dataであり、どうやって発表するかも難しい印象でしたが、一緒に作り上げたものが英語論文として世に出るというのはかなり嬉しいものがあります。
僕自身、初期研修医の時に臨床研究がしたかったのですが、何をどうしていいか分からず挫折する日々でした(元々所属していた施設は誰も論文を書いた事がありませんでした)。そういう経験があったので、若手医師にこういう形で協力できたのは本当に嬉しいですし、同時に指導することの大変さを知りました。
お作法、英語、構成、図表の作成・・・。当然ながら自分が作った方が早いとは思いつつ、本人の表現・意思を踏まえてどう修正していくのか。人に教えるという中で色々な事を学ぶことができたのはいい経験だったと思います。