January​ term (J-term)

この冬季の1ヶ月はPhD student対象のtranslational pharmacologyの授業とleadershipの授業を朝から晩まで受けました。正直、かなりきつかったです。Translational pharmacologyや他の授業でもそうですが、基本的には僕らの授業はあまり試験はなく、project baseです。

日本にいた時の臨床医のキャリアの中ではこういう分野での関わりは皆無でした。そういう意味では新鮮な経験なのとPhDの生徒とまぁ張り合えはできるなと、というかMD+αのclinical researcherには僕らなりの強みがあるのでお互いがsynergisticに関わり合うことができればinnovationが生まれます。企業訪問もしましたが、多くの製薬のventure companyはここをうまく組織しているのも授業では強調してました。あと現実的な問題として給与がびっくりするぐらいいい、もしくはstock optionが付きます。アメリカ人だとここはかなり優先度に関わる部分ではないでしょうか。ただ自由な研究ができない事などデメリットというか制限があるのはMDでPharmaで働いている知り合いが言ってました。あとindustryからacademiaに戻るのは一般的に大変だよとも。

どこかの国のように高齢化の話題ばかり(もちろん大事ですし、pressing issueなのでなんとかしないといけません)だとscienceの進歩の面での医師の関わりってなんなんだろうとか悩むこともありますが、今回のtermの授業でscienceとしての創薬に医師がどう関われるかは勉強になりました。自分の研究もtranslational researchになってきているので、いろんな意味で勉強になりました。

もう2月になりました。大きな授業は終わり、あとはLongitudinal data analysis, imputationの授業ぐらいでthesis defenseに向けての準備と淡々と研究続ける日々です。4年大学院生していたわけですが、医学の世界では少なくとも米国を代表する2つの別々の大学院で勉強できたのは幸運でしたし、去年行ったRutgersや今年夏に行く予定の他の大学の雰囲気なども経験できるのも良かったです。

あと、クラスメートにも多くの中国からの生徒がいます。Wuhan出身の医師も友人で、彼女の同僚の医師も毎日疲弊しながら戦っているとのこと。なんとかこのviral pneumoniaのpandemicが収束してくれる事を願います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です